危機管理演習

一般社団法人郷什塾オリジナルの図上演習とは

人間は、牙、猛毒等の武器を保有していないことから、身体の安全を守るために脳はこれはやってはいけない、こうなったらどうしよう、といったマイナス(ネガティブ)思考を基本としている弱い生き物であると言われている。
反面、技を究めた刀鍛冶の作成する日本刀は現代の科学技術、工業技術の粋を集めて作成した日本刀よりはるかに優れたものができるという事実からも理解できるとおり、全身全霊を打ち込んで鍛錬を繰り返した結果、潜在意識や暗黙知として蓄積されたこれらの失敗、成功体験、達成すべき理想のイメージ等の豊富なデータが真に必要とするときに勘、第6感或いは無意識の技として発露する無限の可能性を秘めた生き物でもある。
千変万化の危機事態においては、変化する事象に論理的に思考する余裕もなく、即時の対応が要求される。そのためには、潜在意識・暗黙知による勘或いは無意識の技の軸を加えた5次元思考の習得による対応が重要である。

一般社団法人郷什塾の開発した五次元ソフト(思考)による図上演習は、人間が必然的に陥る四次元界のネガティブ思考から脱却させ、潜在意識や暗黙知から現出する時空を超えた勘、第6感、無意識の技といった能力を涵養し、以て現状の本質的な問題点を摘出し、盤石な態勢を確立、充実させることを目標としている。

演習の形態としては、損保等が行っている大規模災害、テロ、重大な不祥事等生起時等の一般的な防災・減災図上演習は、想定による被害、各種制約事項の中で進行するシナリオ訓練であり、いわば原因と蓋然性の高い結果の流れの中で行うリスクマネージメントの危機管理訓練である。一方、郷什塾の五次元思考の図上演習は、いわゆる想定外の危機、クライシスに対するクライシスマネージメントの机上演習であり、思いがけない想定と圧迫質問の如き課題を次から次と篠打つ雨の如く与え、実際のクライシス生起時と同様に不確かな情報の中で取るべき行動方針を必死に考えさせ、瞬時に判断、決心をさせる訓練であり、様々なケースをイメージさせ、これらのイメージを潜在意識及び暗黙知に落とし込み、いざという時に起死回生の勘、第6感、無意識の技を現出させ、更に瞬時の評価により最善の行動方針(一手)を決定する能力を涵養する訓練でもある。

これができるのは、常に状況が激しく変化する想定外の連続の海軍作戦、訓練に数多く従事し、極限の決断を繰り返し経験した海自部隊指揮官経験者が等しく有する絶対感性によるものと考えられる。郷什塾はこの絶対感性を体験し、五次元思考で指導できる海自OB等の部隊指揮官経験者を多く有しています。

PAGE TOP